オーバードライブへの道　その１


　オーバードライブの素晴らしさを知ってしまった私は、既製品の改造ではなくオールハンドメイドでの作成を思い立ちました。
　最終的には「儲けは無くて良いから、月１〜２台ぐらいのペースで販売できれば・・」と淡い夢を抱いて、回路の検討を開始です。



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　とりあえず試作１号機です。色々な既製エフェクターの回路図を参考に骨組みになる回路を決定。
　シュミレーター（CircuitMaker）を使用して回路変更を模索しました。
　色々回路を変更しても最終的には元の回路に戻ってしまいます。先人の設計力に脱帽です。
　「とりあえず試作器だからいっか〜（笑）」って事で元回路の定数違いに落ち着きました。
　流行っているようなので、クリッピング部を変更出来る仕様にする為、ロータリーＳＷも使います。
　ある程度の量産を考えつつ部品の入手性を検討、とりあえず今回は手持ちの部品を使う事にします。
　最終的には基板をおこすのが目的なのでアートワークは「EAGLE」を使いました。ライブラリの作成とアプリの勉強が目的です。
　しかし今回はユニバーサル基板を使用。最終回路が決定するまで基板はおこしません。
　ハーネスも今回はあり合わせの物を使いました。



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　完成した基板をケースに組み込みました。
　機械系ＣＡＤで部品位置を検討、ユニバーサル基板は少し大きかったみたいですが、最終的には両面基板を業者に頼むつもりです。
　ジャックやロータリーＳＷももっと本格的な物に変更する予定。
　問題は電池の固定方法かな？今はとりあえず両面テープで固定してあります（笑）



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　ケースは最初からこだわっている鏡面仕上げ。文字もルーターでの彫刻です。
　表示のＬＥＤは流行に習って青色です。
　今回はツマミに文字を彫刻しましたが、どうしてもツマミが大きくなってしまいます。
　ツマミ自体のコストも当然高くなりますし、見た目がごつくてインパクトが出すぎです。
　次回はもう少し小さなツマミを使用して、文字はケースに施すつもりです。
　撮影した写真を見て気がついたのですが、ホコリがたくさんついてます。もっと気を遣って撮影すれば良かった〜。



　次回の作成は基板以外の部品はすべて、量産目的の物を使う予定です。
　回路もパクリ部分がほとんどなので変更をする必要もあります。
　（回路自体で特許を取得するのは非常に難しいのでたぶん問題無いと思いますケドね。）
　とりあえず、販売するに値するオーバードライブへの第１段階です。
　それなりの手応えや、反省点も見つける事が出来ました。

　回路図と部品表は要望があればアップする予定です。
　エフェクター作りや電子回路工作に興味がある人でＨＰをお持ちの方、是非相互リンクさせて下さい。